工作機械メーカーのノウハウが集結『FFCAM』とは
FFCAMは精密部品の金型や高精度な金属加工を必要とする世界各国のユーザーから高く評価される工作機械メーカー、牧野フライス製作所(MAKINO)が開発した3DCAMソフトウエアです。工作機械メーカーとして築き上げた、FF加工理論に基づく加工条件をデータベース化。加工条件データベースを参照し、主軸回転数、送り速度、切り込み量が自動的に設定されます。FFCAMを使用することで、MAKINOのノウハウを活用し、高品質なプログラムと加工を実現します。
■導入事例
群馬県太田市
FAST株式会社様
実切削による検証結果をデータベース化
FFCAMは加工条件データベースを参照して、主軸回転数、送り速度、切り込み量を自動的に設定します。加工条件データベースは机上の計算だけではなく、工作機械メーカーとして築き上げた、実切削による検証結果の積み重ねによって成り立っています。ソリッドボールエンドミルだけで1,000種類以上の加工条件を用意。炭素鋼・プリハードン鋼・高硬度鋼からアルミ材まで、多彩な材料に対応。使用工具の径・長さに応じた加工時のたわみ・変形量を考慮しながら、加工時間・加工精度・工具寿命すべての要素を満たす率の良い条件を作成(主軸回転速度、送り速度、切り込み量を自動決定)
テンプレートの活用による簡単操作
FFCAMでは、ツールパス作成に必要な設定がされた「ユーザデータベース」がはじめから用意されており、必要な加工方法を選択し、メインウィンドウにドラッグ&ドロップすることで、プログラムの作成を行うことが出来ます。さらには使用する工具を選択することで、データベースより切削条件が自動的に設定されます。頻繁に実行する加工順序や、パラメータ設定などを、テンプレートとしてユーザデータベースに登録、社内共有することができます。
高速・高品位加工
FFCAMは精密部品の金型や高精度な金属加工に必要とされる高品位なツールパスの作成を最大の特長としています。質の高い仕上げ面により、磨き工程の削減を実現します。高品位と同時に、高速加工をする上で必要な動作は自動的に付加されます。
動作環境
FFCAM 2020,FFCAM 2020.1
OS (64bit Only) | Windows 10 Pro(動作確認バージョン:Version 1903) Windows 8.1 Pro |
CPU | マルチコアプロセッサ推奨 |
メモリ | 推奨8GB以上 |
ハードディスクの空き容量 | インストールに必要な空き容量:5GB以上推奨 |
グラフィックカード | OpenGL用に設計されたグラフィックボードをご使用ください。 |
USBポート | FFCAMのハードプロテクトキーを接続します。 |
マウス | 2ボタン、3ボタンまたはインテリマウス(インテリマウス推奨) 3Dマウスにも対応。 |
データベースエンジン | SQL Server 2012 Express SP2 |